Re:フリーランスになって半年経ってこの世で一人ぼっちになったことに気付いて究極に失敗した

http://weble.org/2011/11/16/freelance-thoughts

フリーランスのWebサービス開発者4年目の私が思ったことを書いてみるよ。

在宅勤務は辛い

独立一ヶ月ごろ、私もブログ主さんと全く同じ状態に陥ったことがある。

その頃の私は満員電車に乗って会社に行くことが苦痛で苦痛で仕方なくて、貯金を貯めて「しばらく無収入でもまあ大丈夫」という状態にしてから独立、憧れの在宅勤務に切り替えた。

起きて机の前に座って働いて、飽きたらその辺をぶらぶらして、仕事の合間にジョギングをしたりゲームをしたり昼寝したりして、一日トータル8時間くらい働く。時にはカフェでコーヒー飲みながら働いて、気分が乗らなかったらその日は休日、奥多摩の方に山登りにいったり、遠くまでラーメンを食べに行ったり、当時学生だった現嫁と遊んだりしていた。

こうやって書くと、毎日オフィスに行って残業をこなして帰るような会社員の方に羨ましがられるかもしれないが、いざ始めてみたらこの働き方はとにかく辛い! 辛い理由はブログ主さんの書いている理由と同じで、とにかく孤独なことだ。クライアントさんとは電話やスカイプで打合せはするものの、事務的な会話を交わすのみで後はひたすら一人で作業。合間の気晴らしも一人ぼっち。これは思いの外しんどい。仕事はちゃんとしているのに、社会から外れているような感覚に陥る。煮詰まった時にふと雑談をしたり、時には一緒に御飯を食べに行ったり、電車に乗って長距離を移動したり、そういう何気ない時間が孤独の渇きを潤してくれていたのだと体で感じた。かと言って会社員にも戻りたくないし、一体どうすりゃいいんだ……! と絶望的な気分になったものだ。

ではどうしたか

まずやったのは、当時プロジェクトを共にしていた会社に席を作ってもらったこと。先方には「在宅勤務でいいですよ」と言われていたけれど、無理やり「常駐させてください」と頼んで席を作ってもらった。

そして、プロジェクト終了後も、その会社との仕事はひとまずなくなったものの、事情を全て話して継続して席を作っていただいた。そして、在宅勤務をしたい時は家で、外で働きたい時はお客さんの会社で……という風に、その日の気分に応じて作業場を移動することで、ようやくフリーランサーの自由さと、フリーランサーの孤独の渇きを潤すこととを両立することが出来た。

作業場を変えるということ

作業場を固定せずに、その日に応じて変えて働くことで、仕事に伴う副次的なストレスはかなり改善され、業務に集中できパフォーマンスが伸びるようになったと思う。この働き方をし始めてから収入面でも多少潤うようになった。

私個人の話なので一概に一般化できないと思うけれど、その日の「気分」というものは自分で制御できる「意識」とは別の場所にあって、天気のようなもので自分の力ではどうしようもない。「気分」に応じて「どこで働くか」を選択することで最大限のパフォーマンスを引き出せると考えている。

毎朝満員電車に乗って会社に行き、バリバリ残業をこなして帰る……ということが苦痛でないマッチョマンの人には「甘ったれ」と罵られるかもしれないが、私はとにかく場所が固定するのは駄目。同じ時間に起きて同じ時間に出社することが苦痛。満員電車に乗りたくない。早く仕事が終わったら定時前に帰りたい。かと言って毎日家で仕事をするのも嫌だ。時には会社の中で働きたいし、カフェでも働きたい。だってそれが一番楽だし、一番パフォーマンスが出せる。お客さんにも自分にも得になる。

だから、

欲深くなって「楽」を求めすぎて「楽」を手に入れた結果、本当に大切なものを失ってしまいました。

こういう考え方もあると思うけれど、私のような働き方も選択肢としてあるよということを書いておきたいと思った。あと、私の勝手気ままな働き方を大きな懐で許容していただいているお客さんには本当に感謝。